現代の就職氷河期の一側面

週刊ダイヤモンドにこんな記事がある。

http://diamond.jp/series/inside/10_02_13_005/

この中でこんな一面もあるようだ。

 もっとも、2010年卒の大卒求人倍率は1・62倍(リクルートワークス研究所調べ)で、仕事がないわけではない。「今残っている求人の多くは、中堅・中小企業で募集1〜2人という案件。これらの企業は宣伝予算がない」(就職情報会社)だけなのだ。つまり、就職先を選り好みせず、自ら探し出す意欲があるのなら、とっくの昔に就職は決まっているはずなのである。

 では、なぜそうしないのか。前出のパソナ関係者によれば、呆れたことに「母親の“無理をして就職することはない”という子どもかわいさのひと言が、未内定学生を増やす一因となっている」という。
「親を教育してほしい」

 そんな依頼が本当に人材系企業に舞い込んでくるというから笑えない話である。

親心と考えればわからなくもないが、子供の将来という大きな視点で考えるといただけない言葉だと感じる。

なぜかそう感じるか?

転職活動を経験して、やはり新卒以外で「経験がない」という状況は、スタートの時点で選考から漏れてしまうことを感じたから。

本当に子供のことを思うなら、「まず、どんな会社でもいいから」と言うべきだと思う。
(ここでいうどんな会社というのは「規模」のこと。)