講習10日目

今日は人が多かったです。通信が合流する日ではないので通信の人ではないのですが。
どうやら他のコースを受けてる人で振り替えのために来たらしい。
今までにも数回振り替えの人はいましたがせいぜい1人でした。今日は4人。
結構多くて、普通に今まで受けてるメンバーはビックリしてました。
そしたら、一番年配の奥様がテンション上がってしまって、その人たちに話しかけまくり。
そしてら、何と、通信制の高校に通っているらしくて、そこで受けて来いと言われている
とのこと。話した2人は18歳と17歳。奥様ますますテンション上がる。
「若い子をいいわねぇ。」と。そんな中、今日の先生は精神障害者の施設を名寄で
仕切っている人でした。施設長らしいです。精神保健福祉士の資格も持っている人で、
「これは聞かないと」と思いました。話は精神障害者の話が多くていろいろ聞けました。
ただ、施設に来てる人は、比較的年配で精神障害の方が多いらしくて、
今仕事をしていて、働きたいけどつらくてという方たちを相手にしているのではない
ようでした。それでも為になりましたけどね。やはり自立支援法には不満だそうです。
ただ、今回の自立支援法は、今まで忘れられていた障害者の福祉を介護保険と同じ
レベルにもっていくことを考えているらしいです。なので、精神障害者にも
ヘルパーが派遣されるようにもなるようです。なので、精神障害の場で働く場も
これから増えていくと予想されているみたいですね。
あと、32条はもともと差別制度だったそうです。精神障害の人は、医療費を安くしないと
病院の診察を受けないだろうという考えの元に作られたものだと言っていました。
そして、今回の新しい「自立支援医療費」ですが、1割負担になるのは問題ない。
これは、他の制度と同じ扱いになるのだから。ただし、問題なのは、他の制度と同じ
医療費負担にして負担増をさせるのに、精神障害者が自立していくために必要な、
働く場所の提供が一切されていないことなんだそうです。働く場所がなくて、
ただ、「金だけ他の人と同じように負担しろ」では、やっていけるはずが無いと。
そして、あの面倒くさい細かい自己負担の条件設定。これが曲者だそうです。
例えば、あの細かい自己負担の上限額の設定がなければ、みんな医療費が払えなくて、
生活保護に流れることになるんです。そうすると、生活保護を受けると医療費が
0円になるんです。国はそうなっては困るので、色々な細かい条件で上限額を
決めることで、生活保護に流れることを避けようとしているらしいのです。
国は自分のことはちゃんと対策しますよね。何なんでしょう。
しかし、今この細かい設定で現場はゴタゴタ状態らしいです。
先生の施設にも問い合わせが殺到し、何度も説明会を開いたりしているようです。
自分もいまいちわかってないですからね・・・。
休憩時間に先生に、「精神障害者ホームヘルパー」の働き先を聞きました。
そしたら、今現在では札幌では1箇所しかないようです。
ただ、自立支援法が動き出すことで、これから増えていくと言っていました。
取っていて無駄ではないという話を聞きました。福祉・介護・障害の世界も今
急激に変わってきてますね。自立支援法でヘルパーになれば仕事が増えますが、
精神病患者の立場としては32条の廃止で理不尽に感じたり、複雑な立場です。
受講している周りの人は、32条は直接的な関係はないので、自立支援法でヘルパーの
活躍する場が増えるのいいことなのでしょうけれどね。
今日で座学が終了しました。来週から、通信の人も合流していよいよ実技が始まります。
あ・・・!そして、この週末に皆さんが興味津々の「おむつレポート」を
行わなければ・・・。今日して寝ようかなぁ。