どっちも同じだと思うが

先日、会社の経営者と飲む機会があった。

その日もあった出来事について話した時のこと。

経営者の奥さんが経理を担当して、その日は会社には私と奥さんの2人だった。

詳しいことは省くが、注意する時に人の顔見ないで話してきた。

これが何を意味するかというと、言われた側にも言い分があるのにそれには耳を貸さない雰囲気を作る。

実際、その時もこちらの話を聞こうともしなかった。

そのことを聞いた経営者はこういった。

「確かに人に何かを言うならその人の方を見ないといけない。」

続けて「でも、たまに仕事しながらだったら見れない時もある。今日もそうだったんじゃないのかな。」

と言っておきながら「A部長がそうだった。あの人は本当に人の方を見なかった。」と。
(A部長は昨年クビになったのだが。)

私からすれば「A部長も奥さんも同じだろう」と思う。

なぜ自分の妻だけ「たまたまそうだった」という話になるのか。

経営者は認めないと思うが奥さんは「身内」でA部長は「他人」だからだろう。

仕事で身内を雇う場合、肝に銘じなければいけないことは「社員以上に厳しい目で見る必要がある」ということ。

身内を庇うことは会社にとっては「百害あって一利無し」。