奇跡は起きず

午前4時に起きて日本代表とブラジル戦を見ました。正直、ブラジルに2点差で勝つと
いうことはかなり厳しいことだと思いつつも、何があるか分かりませんから。
玉田が先制したときには「これは、もしかしたら」なんてことも思いました。
とりあえず前半を1-0で終えられたらと。しかし、勝負は無情でしたね。ブラジルの2点目、
3点目が決まった時点で、完全に集中が切られてしまった。ブラジルほどの国になると、
主力を温存するということは、控えの選手がアピールしようとするわけですよね。
ブラジルだけではないとは思いますけど。でも、そうなると、やはり相手も真剣ですから、
なかなか勝つのは難しいですよね。
それにしても、試合後のヒデが泣いていたことには驚きました。
引き上げていってから泣くことはあるかもしれませんが、ピッチ上でというのは。
それだけ気持ちがこもっていたということなんですかね。ヒデには賛否色々ありますね。
私も色々感じることはあります。マスコミに向かってチームメイトを批判するのは、
どうかなぁと感じることもありますし、その一方で、そう言わざる終えない事情も
あるのかなぁとか。孤軍奮闘しているような気もしますし。
ヨーロッパで厳しい世界を経験してきているヒデからすると周りは甘いんでしょうね。
それを理解できない周り。そこに問題があったと思います。
無理もないかもしれません。数々の移籍を経験して色々な苦境に立たされた経験は
経験したものにしかわからないでしょう。日本にはその経験をしている選手が少ない。
理解できる選手は全くいないとは思わないですけど。
日本がこれからアジアではなく世界でやっていくには今ヒデが訴えていることが、
誰の中でも当たり前にならないといけないんだろうと思います。また、それが代表レベル
だけではなくて、個人のレベルでも、海外で常に通用するために必要なことなんだと
思います。今の日本人選手は海外には行きますが、残念ながら拠点を本格的に移せている
選手はヒデぐらいでしょう。あとは稲本がですかね。稲本なんかは理解できてるのでは
ないかと思いますけど。俊輔はレッジーナからセルティックへ移っていますが、
まだ、完全とはいえない。海外で常にレギュラー争いをするような選手が出てきて欲しい
ですね。技術的には日本人選手はいい線いってると思います。あとは気持ちですね。
そこが韓国との違いだろうと。
あと、今回は俊輔が目立たなかったですね。相手チームから厳しくマークされていたので
しょうけれども、決定的なところでパスを出すことがなかった。