飲み

昨日半年振りに会う友人と飲みに行きました。昨日の日記にも書いたんですが、
その友人は、私の前の会社の同期で、同じ大学出身ということで仲良くなり、
今ではバリバリ働いている人なのです。おまけに今年から労働協議会の会長まで
勤めていて、自分にとっては尊敬できる友人の1人です。


6時に「すすきの」で待ち合わせをして、焼き鳥を食べに行くことにしました。
半年振りというかなり久しぶりの再開だったので、初めは少しぎこちなかったんですが、
すぐにそんなこともなくなり、とりあえず同期の話をしました。
すると、結構な人が辞めていてビックリ。さらに辞める予定者までいて。
今の時代病気でもないのに辞めていって、今後どうするつもりなんだろう?と
思いながら話をしてました。そこで面白かったのが、自分が新人のときの配属は、
北海道が本社の会社なんですが、東京にも支社があり、約半分ずつ分けられました。
で、私を含めてみんな、北海道で仕事をしたくて入社したので、当時東京に配属された
人たちは私も含めて、かなりショックを受けていました。それで、当時はよく
札幌にいるメンバーよりも東京にいくメンバーの方が辞めていく人が多いんじゃないか
という話がでていました。しかし、実際今になってみると、札幌勤務になったメンバーの
方が圧倒的に辞めていっているのです。その友人と2人で「これって何なんだろうね?」
って笑いました。考えてみると、入社時の人数から今残っているのは半分いるかいないか
ぐらいでした。


話はいろんな話になり、私の病気の話とか、会を作っていて色んな人がいること、
馴れ合いの会にしたくないって考えていることなどを話しました。
色々自分が思っていたことに対して、友人なりに意見を言ってくれてすごく参考に
なりました。色々書きたいことはあるんですが、賛否両論あるような話題もあるので、
全てをここで書くことはしませんが、1つそうだよなぁって感じたことがあったので
書かせてもらいます。これから会にどんな人が必要なのかという話題になったときに、
自分としては、傷を舐めあうような寄り集まりの会にはしたくないんだよねっていう
意見を踏まえて、出てきた結論なんですが、うつを克服した人の意見が大事なんじゃ
ないかということです。なぜかというと、例えば「今家族は出かけていて家に1人で
すごく寂しくて落ちているんです。」という悩みがあったときに、よくあるのは
「そうだねぇ。私もよくそういうこと経験しますよ。だから大丈夫。仲間はいます。」
って励ますことです。これって何もコメントを返してあげないよりは安心できていいこと
ではあるけれども、1歩間違うと、病気のせいにするだけだったり、
馴れ合いになると思うんです。(賛否両論あるかもしれませんが。)


そこで、もし克服者がいて「確かに私も経験しました。でも私のときはこういうことで、
その寂しさや、辛さを紛らわせていましたよ。ですので、あなたもこういうことや
あんなことをしてみたらどうでしょう?」という意見をくれたとします。
それってすごく重要な意見だと思うんです。ただ「病気だから」とその場に立ち止まって
いるよりも、病気のせいとわかっている上で、「じゃあこういう風にしたら乗り越えられ
るのではないか?」という前向きにトライしてみる。


薬なんかをネットや本などで調べて、処方された薬に対して変に知識を持ち、
処方どおりに飲まないということとちがって、ある意味では、医者の意見よりも、
克服者のアドバイスは数倍も重みのある意見なのではないのかなぁって感じるんです。
生の見本なんですから。そういう話から、これから、もし可能であれば、克服した人にも
会に入会してもらって意見出してもらいたいよね。という話になりました。


ただ、悲しいことに、克服した人っていうのは、そういうところにはあまり現れないよね。

っていう話にもなりました。それは、克服した人の立場からから考えると、
そういう病気を持った人たちが集まる場に戻るということは、結構勇気がいることで、
克服者は克服者で「もう2度と病気にはなりたくない」と思っているわけで、
そんな中、会という場に戻るということは、病気を思い出すことにもなる。
そう考えるとなかなか近づいて来ないですよね。結論はでたんですけど、
実現は難しい。でもそれが実現すると会というものの幅がもっと
広がるんだよなぁって2人で話していました。


注)ここに書いたことは、あくまで私が感じている個人的な意見ですの、
気分を悪くされて方は気にせずスルーしてください。よろしくお願いします。


そんな感じで色んな話をして、別の店に行くことになり、店をでました。
そして、その友人の行きつけであるバーに2人で行き、美味しいワインを飲みました。
そこでは、友人はすごく色んな店員さんと顔見知りで、色々話していました。
その店から、もう1人同期が合流しました。私はその人とは新人研修のとき以来の
再開で、お互いにどんな人だったか思い出せない状態でした。
それも、会っているうちに思い出してきたんですが、研修のときもあまり交流がなかった
人だったのでそんなに深い話はしませんでした。


私以外の2人は、今ダーツにはまっているらしくて、バーでワインを飲んだ後、
ダーツバーに行くことになりました。連れて行かれるがままについていくと、
ダーツの的が3つあり、周りに椅子やテーブルがある小さなお店に着きました。
今まで行ったことのないようなお店だったので新鮮でした。
そこで、ダーツについて簡単に色々聞きながら、自分も初めてダーツというものを
やりました。難しいですね。初めてにしてはうまい方だと言われましたが、
おそらくお世辞もはいっていたでしょうね。そこでも友人はいろんな人と会話をして
いました。1人でも顔出しているようで、店員さんや他のお客さんたちとも仲がいい
感じでした。人見知りがある自分は、友人のそういうところにも憧れていたりします。
色んなところで、知らない人と会話をし、仲良くなって交流する。
羨ましいですね。そんな感じで、久しぶりに色んなところに出かけ、気が付いたら
3時でした。そこで私は帰ることにしてタクシーに乗りました。
友人はまたバーに戻って、他のお客さんと勝負していたようです。
こういう友人はいつまでも大事にしていきたいと思います。