今日のうつ病の状態

さすがに、仕事のことを考えるとまだ、気が重い。
課長に前回の診察の結果や状況をメールで報告しなくては
いけないのであるが、まだ厳しい。
書類のことで聞かなくてはいけないこともあるのに。
仕事以外の日常生活ではそんなに支障がなくなってきた。
以前であれば、インターフォンが鳴っても出るのが怖くて、
実家から荷物が届くと分かっている日の時間指定された時にしか
出ることができなかった。
それが、休職し治療をした今では、迷うことなくインターフォン
出ることができるようになった。
他には、自宅に電話が掛かってきても、知らない電話番号や、
非通知だった場合、電話を取るのが怖かったり、
その電話について「誰だろう?」と必要以上に怯えていた。
でも、電話も同様に、何も考えることなくでることができるようになった。
他の人にとっては、「そんなこと」なのかもしれない。
でも、自分にとって、うつ状態の時には「そんなこと」では、
言い切れない、怖さがあった。
こういう、他の人にとっては、「そんな(簡単な)こと」と
いうことがうつ病になると出来ないのである。
今現在では、残念なことにそういった理解がほとんどと言っていいほどない。
自分もうつ病になる前は、その中の一人であったことを否定はしない。
でも、通院するようになって、精神疾患を患っている人の多さに驚いた。
そして、それ以上に、世間の目を気にし治療に行けず、悩んでいる人が多い。
ネットで、「うつ病」と検索すれば一目瞭然。
長引く不況、核家族化、近所づきあいや人間関係の希薄、
そんな時代の今だからこそ、みんながうつ病を始めとする、
精神疾患に対しての理解をしなくてはいけないのではと思う。